それぞれの舞台で

何年も前に
自分自身のアタマとココロの乖離に
苦しんだことがありました。

「こうしなければ」
という「正しい」アタマの指令と

それとは別の
「こうしたい」
と願うココロの声との相克でした。

ずっとずっと
アタマがココロを抑えてきましたが
アタマがココロにまさってきましたが

だからといって
ココロがいなくなっていたわけではありませんでした。

まるで低温やけどのように
深く深く浸透していた
ココロの熱に
月日を経てなお
痛さを伴って気づきました。

去る2020年は
まるで何かに導かれたように
学びを深めた年でした。

だから
わかるのです。

アタマとココロを
角突き合わせる必要はないのだと。

アタマもココロも共に
この自分自身を守るために
それぞれの役回りを果たしてくれたのだと。

限りある自分の命を燃やすため
働き過ぎたアタマに安らぎを
虐げられたココロに自由を
許してあげたいと思います。

ようよう手放そうとして
そうするにはまだしばらく
年月に寄り添ってもらいたいと感じた
あの頃記した小さな青いメモ帳を手にして
年初に抱く想いです。

 

来る年は
人びとと生きとし生けるものたちを
見守り育む地球の平安を祈りながら

儚くも偉大な
それぞれの舞台で
それぞれの命が輝くために
自分がもてる力を注ぎたいと願います。

 

あけましておめでとうございます。
みなさまのご健康とお幸せをお祈り申し上げます。

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白乃ちえこ
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