流れ

朝晩はまだ氷点下でも
自然の中では
こうして新しい生命が育まれている

生命のたおやかな流れを
暖かい日の光が包みこんでいる

私の開けられなかった瓶を

ポン

とこじ開けた
まだ7才だった息子の
あの誇らしげな瞳を思い出す

 

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白乃ちえこ
白乃ちえこ
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