ハレの日

都内の某女子中学校に入って間もなく
映画「La Boum ラ・ブームを観て
パリの中学生はこんな生活をしているのかと
甘酸っぱい憧れと強烈なもどかしさを覚えたことが
鮮明に思い出されました。

幼稚園から14年間通った
ベルギーの公立校での生活を終え、
つい先日無事迎えた次男の高校卒業式の様子を
参観した時のことです。

コロナ規制のため参加は生徒だけ、
保護者はオンラインで垣間見たのですが、

ほとばしるエネルギーを持て余し
未来に心躍らせる若者たちが
それぞれに晴れ舞台でありったけの装いで
自分を愛し愛されようとする姿は

微笑ましくもあり
痛々しくもあり
愛おしくもあり

そんな若者たちの輝かしいこれからを
祈るばかりです。

往来の難しい時節ではありますが、
欧州生活を希望される方やご興味のある方、
訪ねていらっしゃる方、在欧30年になる私で
お役に立てることがあれば、お知らせください>

投稿者プロフィール

白乃ちえこ
白乃ちえこ
つれづれ

次の記事

芍薬のつぼみ