恵み

あるとき右目の周りに帯状疱疹ができた

モノモライかと思っていたら
大変な勢いで広がるものだから
恐れをなして病院に駆け込んだところ
医者にも驚かれるほどのありさまだった

あまりの病態に
家族もかける言葉が見つからない

四谷怪談のお岩さんも同様だったという説は
さもありなん

そのころは身体の調子がすこぶる悪く
何を食べても何を着ても何をつけても
過激な反応にはほとほと骨が折れたが

それは他でもない自分の声だったと
後になって腑に落ちたのだ

私は自分自身の訴えを聞いていなかった

この肉体と精神と意識は
自分のために
たゆまず尽くしてくれている

それらをもって生かされている
このありがたくも愛しい
まさに奇跡

自分の内なる声を聴きながら
その恵みに心を寄せていこうと思う

 

<弱った肌と折れそうな心をそっと守ってくれる アロエの化粧水>

肌の調子が悪いときは特に
乾燥や痒み防止のために必要な潤いですが
過剰に働く免疫反応で沁みたりかぶれたり
化粧水の選択はとても難しいものです

一方でステロイドや薬一般の使用は最小限に抑えたい
そんな窮地で藁にもすがる思いで手作りしてみたのです

内外問わずどんなわずかな刺激に対しても
常に臨戦態勢だったあのボロボロの皮膚が
何の抵抗もせずに
受け入れ吸収してくれたときの歓びと言ったら!

そうでなくても辛い肌の不調が続くと
もう心が折れそうになります

このレシピが必要な方に少しでもお役に立てることを祈りつつ

材料:アロエ 200~300g
精製水 300㎖
グリセリン 30㎖ (保湿作用)
天然はちみつ 大1 (保湿作用)
ラベンダー精油 10滴ほど (殺菌作用・香り)

(写真では、保湿作用があるBourracheという植物の精油が
写っていますが、使用しなくても全く問題ありません)

作り方:
① アロエはとげを取って良く洗ってからすりおろす

(刺激が心配な方は皮を使わず中身だけをこそぎとってください)
② ①を布巾等で濾す
③ 他の材料と混ぜる

ヒント:
・やけどや胃もたれにも重宝するので鉢植えのアロエがお勧めです

・できるだけ清潔な容器をおつかいください
・冷蔵庫で保存してください

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白乃ちえこ
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